エンジニアはロジカルシンキングを磨いてスキルアップ

できるエンジニアになるためのスキルアップとは?

ロジカルシンキングの原点を学ぶ

ロジカルシンキングとは、論理的思考のことを言います。プログラムの原点がアルゴリズムであることを考えれば、エンジニアの思考もロジカルでなければどこかで行き詰ることになります。一見、複雑に思える要件もロジカルにときほぐすことでシンプルになり解決の糸口がみえるということはよくあります。ここで、ロジカルシンキングの原点を少し紹介します。

ロジカルシンキングの原点を学ぶ

帰納法と演繹法

これはロジカルシンキングの基礎となる2つの考え方です。
まず帰納法とは、自身の経験や前提を元に推論を立てる考え方で、仮説を立てる際に使います。一方の演繹法は、仮説の裏づけを立てる際に使う思考法です。
例を出してみましょう。

<帰納法>
(前提) Aの車は赤かった。Bの車は赤かった。Cの車は赤かった。
(結論) つまり、車は赤い。

この理論の弱点は、Dの車も赤いとは限らないということです。
帰納法を実務上に応用する際は、車Dも赤いという仮説をたて、それを検証するために意味を成します。
実務に近い例で言えば、ClassAを継承したBと、ClassAを継承したCがバグっていた場合、ClassAを継承したものはバグっているのではないかという仮説を立て、その他のものを確認するという流れがうまれます。

<演繹法>
(前提) A=B 、B=C
(結論) A=C

これは一見、完璧な理屈に見えますが、この結論が正解であるためには、前提が必ず正しいという条件がつきます。前提が間違っていれば、おのずと結論も間違うということです。これも帰納法と同じく実務例に置き換えてみましょう。
ClassAを継承したB と、 ClassBを継承したCがバグっていた場合、ClassAがバグっているのではないか?という仮説が立ち、CのベースとなるClassBのベースがClassAだからであるという裏づけを立てることができます。

基本を応用して深堀する

上記の2つの基礎理論を組み合わせながら、ロジックを深堀して階層化することをロジックツリーといいます。複雑な要件、抽象化された事案などを解決する際、思考に行き詰まりを感じた際は、まず原点に返り、分解するという姿勢を持つようにしてみてください。

コミュニケーションとロジカルシンキングの関係

コミュニケーションスキルについては次項で詳しく解説しますが、ロジカルシンキングはコミュニケーションスキルの強化にも役立つ思考法です。論理的思考と論理的表現力が低下すると必然的にコミュニケーションにも影響が出ます。このような基本的な概念を学ぶのに最適な本を一冊、紹介します。

ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル
随所に実践で使える問題が掲載されているため、楽しみならロジカルシンキングを身につけられます。
ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル